中年の危機（ミッドライフ・クライシス）にお悩みの方にイチオシの本

中年の危機について悩んでいる方は、精神科医・清水研先生の本を読んでみてはいかがでしょうか😉

今回は私が経験した危機も合わせて話していこうと思います。

中年の危機とは、中年期(30代後半～50代くらい)に、ふと「私の人生、このままでいいのかな。。」「このまま何もないまま人生が終わってしまうのかな。。」と思い始め、あれこれ考えているうちに不安や葛藤を抱えてしまう状態のことです。私自身は36歳ぐらいから始まったような気がします。

このように思ってしまうきっかけは様々ですが、仕事量や責任の重さ、夫婦・子供・義両親とのうまくいかない関係、若さが失われ老いていく恐怖、体調が良くないと思ったら病気が発見される、ということなどに直面することで日々の生活に虚しさや苛立ちなどを感じるようになっていきます。

私の場合、子供を産まないこと、仕事がうまくいかない、夫との関係、義実家との関係、老いていく恐怖などで考え込んでしまい、日々の生活に疲れてたように思います。お酒の量も増え、夫が寝た後に遅くまで飲んでいました。遅くまで飲んでいるので朝は起きれないし、夫がベッドで寝ている私に声をかけて出勤していくことも多かったです。そんな自分をダメな妻だとさらに追い込んでいたと思います。

そして、鬱々と生活していく中でとうとう限界がきたのかうつ病になってしまったのです。もちろん、中年の危機に必ずうつ病になるわけではないですし、私の場合うつ病になってしまったということです。

今は清水先生の本を読んだことで、なぜうつ病になってしまったか理解しましたが、うつ病の時は「なぜ、こんなことになってしまったのか。。」と絶望的な気持ちなり、眠れず睡眠薬を飲んでいました。同時にメニエール病も発症しメニエール病の薬も飲むことに。。

メニエール病のせいか吐き気もあって食事も美味しくなく食べれなくなり体重も減って瘦せてしまいました。それと、死にたい気持ちも強かったので非常に辛かったです。人生で一番辛い時期であり、夫にも非常に負担をかけてしまいました。しばらくしてから夫に聞きましたが、夫も精神的に追い詰められたそうです😫この時に、夫はストレス発散のためテニスを始めたのですが、今ではさらにハマってしまいテニス三昧です😁

このような状態に陥らないために、清水先生は

「自分は成長し続けられる」という〝幻想〟を手放す

引用元：『他人の期待に応えない　ありのままで生きるレッスン』清水研

ということを挙げています。

「自分は成長し続けられる」という〝幻想〟を手放すとは、そのままの意味ですが、年を重ねるごとに若い頃とは違い気力・体力は確実になくなっていきます。若い時であれば、頑張れば身体も思い通りに動くし、無理も出来るけど、中年期になってくると頑張ることが出来なくなるんですよね。

それで、この時に「年をとったな～もう無理は出来ないし、そろそろ身体の事も考えないとな～」と思えれば大丈夫です。でも、ここで「自分はまだまだ努力が足りないのかな、昔は出来たんだから出来るよね」と自分を奮い立たせ頑張ってしまうと、本格的に具合が悪くなり、元の体調に戻すのにびっくりするぐらい時間がかかってしまいます（私はめちゃくちゃ時間かかりました）。

そのため、自分の老いを認め、受け入れて〝幻想〟を少しづつでも手放していくことが必要だということです。

この部分を読んだ時に私は「もう頑張らなくていいんだ」となんだか泣けてきてホッとしました(:_;)これからはもっと自分の身体を大事にしようと思えました。

この他にも「なるほど！」と思うことが紹介されているので、気になる方は是非一度読んでみて下さい。少しでも辛い気持ちが楽になればいいなと思います✨

私の中年の危機は36歳くらいから始まり、39～40歳が一番辛く、今は44歳ですが比較的落ち着いた生活が出来ていると思います。

今はもう、うつ病の薬もメニエールの薬も飲んでいませんが、耳鼻科の先生には疲れること、睡眠不足には気を付けるように言われてます。今はお酒をやめて飲みませんし、そこそこ健康に気をつけてます😁

うつ病の薬はジェイゾロフトを1年ちょっと飲んでいて、最後の方はだんだん薬を量を減らしていくような感じで終わりました。心療内科に通いだして半年ぐらいの時にぽっちゃり猫を飼うことなってそのことを話したら、もちろん子供がいないことは知っているので「抱っこすると子供と同じくらいだし、いいね～」って言ってました(^.^)

こんな感じの私の中年の危機ですが、今回は短くまとめて書ききれない事もあるので、またの機会に書いてみようと思います👍

どの年代でも良い事も悪い事も様々起こるけど、健康で平和に暮らしたいですね(*‘ω‘ *)

他人の期待に応えない ありのままで生きるレッスン （SB新書） [ 清水研 ]